(namelessbody)
自分だけのおまじない、自分だけのお守り、(自分だけのかみさま。)
今展は、誰かの「祈り/呪い(まじない)」に焦点をあてたシリーズである。
絵画における「図/地」や「内/外」の関係は、いずれも今までテーマにしてきたことであるが、今シリーズでは、
その「図」「内」にあたる、つまりモチーフ自体の「空洞性」もテーマとした。
たとえば、生き人形の陶器の身体。それは空洞であるゆえに魂が入る、とされるようなことである。
私の絵画自体が、誰かの「うつわ」となるような、誰かの神聖な気持ちを誘い込む、空洞の役割になれないだろうか
原口みなみ /(namelessbody)
2019 11/11(月)-22(金)
福住画廊/大阪