原口みなみ/ハイ・ヌーン・カウンター
2018 1/22(月)-2/10(土)
福住画廊/大阪
ハイ・ヌーン・カウンター
葉の輪郭が、葉脈と環境が及ぼす力で決定するように、フォルムとは内外の相互緊張の拮抗である。
描くものとそれ以外という2つの関係を、互角で不可侵な緊張意志のある物質と捉え直す。
コラージュにおいては素材の特性で成立したこの関係を、キャンバスに置き換えるあたって、
アクリル絵具で作った下地へ、油絵具で描くこととした。
不可逆という物質的な緊張と、観念的な緊張の融合、つまり図と地というよりは、
ジグソーパズルのような二次元の関係へむかう、図と無へのアプローチである。